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案内状の作成(3) ~ ワードアートと図形の挿入 ~

れまで、ビジネス文書に代表される「文章」の入力に重きを置いてきましたが、本項からは、さらに遊び心を加えた文字や図形を挿入する操作を学習して行きましょう。

それらは、通常のタイピングとは異なる方法で文字や図形を表現していくことになります。マウスでの操作が多くなりますが、Wordで文書を作成する「楽しさ」を実感することができると思います。

さて、「通常のタイピングとは異なる方法で文字や図形を表現する」と言いましたが、タイピング以外の方法ででWordに何かを入力(挿入)する場合、基本的にそれらのオブジェクト(挿入する文字や図形といった「対象」のこと)は、「図形」のカテゴリに含まれます。

つまり、文字のように見えても、図形で文字を表現しているということです。

それがどうしたのかというと、Wordに図形を挿入するということは、これまでのように行内に文字を入力するという一律の方法ではなく、行内に埋め込んだり、文字の上(前面)や下(背面)、他の図形と重ねる、などの自由な表現が可能になってくるのです。

したがって、図形を挿入したときには、

タイプ入力するテキストや他のオブジェクトとの位置関係を定める必要がある

ということです。図形などのオブジェクトを挿入したら、必ずそのオブジェクトの位置を定義するということを覚えておいてください。

では、同様に下の「例題7」を印刷、もしくは画面で表示しながら作成して行きましょう。

例題
例題7 文字方向:横書き/印刷の向き:縦
余白:上30、左25、右25、下20 にページ設定
フォント:HGP創英角ポップ体、HGSゴシックM、12(最小)

今回は、図形等を挿入しますので、これまでのように文字だけを全て最初に入力するのではなく、一番上から順に作成していきましょう。

まず、タイトルを入力しますが、通常の文字入力ではなく、「ワードアート」という機能を使ってタイトル文字を作成します。

ワードアートを挿入するには、「挿入」タブの「ワードアート」をクリックし、任意のワードアートを選択します。

「挿入」タブの「ワードアート」ボタンのイメージ

同様のもの(スタイル17)を選択し、「ワードアートテキストの編集」画面より、「リサイタルのお知らせ」を入力します。そして、フォントを「HGS創英角ゴシックUS」に指定します。

「ワードアートテキストの編集」画面のイメージ

編集後「OK」ボタンをクリックすると、ワードアートがページに貼り付きます。ワードアートもテキストボックスと同様に、四辺をマウスでドラッグすると自由に大きさを変更できますので、ページ一杯の幅に大きさを調整します。つまり、基本的にワードアートのフォントサイズは挿入後にマウスで調整することになります。

ワードアートをページに挿入したイメージ

次に、文字の輪郭を「線なし」にします。通常、ワードアートの「スタイル17」は、文字の輪郭は「線なし」に設定されていますが操作方法を学習しておきましょう。

前項のテキストボックスの枠線を消すのとほとんど同様の操作で、「書式」タブの「文字の輪郭」ボタンより「線なし」を選択します。(右クリックから「ワードアートの書式設定」を選択し、「色と線」タブでも同様の設定をすることができます)

「書式」タブの「文字の輪郭」ボタンのイメージ

そして、文字の「グラデーション」を設定します。(これも通常「スタイル17」は、グラデーションが設定されていますが操作方法を学習しておきましょう)

グラデーションとは、文字の塗りつぶしに変化をつけることで、例題では「濃い青色」から「薄い青色」にグラデーションを設定しています。

グラデーションを設定するには、同タブより「文字の塗りつぶし」ボタンを選択し、「グラデーション」から「その他のグラデーション」を選択します。(右クリックから「ワードアートの書式設定」を選択し、「色と線」タブの「塗りつぶし効果」でも同様の設定をすることができます)

表示される「塗りつぶし効果」ウィンドウの「グラデーション」タブより、下図のとおりに設定します。(操作方法の習得が目的なので、色やグラデーションの種類は任意のもので構いません)

「塗りつぶし効果」ウィンドウの「グラデーション」タブのイメージ

これでタイトル文字はほぼ完成ですが、ここでもう一度「図形などのオブジェクトを挿入したら、必ずそのオブジェクトの位置を定義する」という言葉を思い出してください。この時、挿入したワードアートはどのような位置関係にあるでしょうか?

位置を確認するには、「書式」タブの「位置」ボタンをクリックします。すると、下図のとおり「文字の折り返し」タブで「行内」が選択されています。(使用環境によって選択されている項目は異なる場合があります)

「書式」タブの「位置」ボタンのイメージ

つまり、同タブの「折り返しの種類と配置」の種類の数だけ、オブジェクトの位置が存在するということです。この場合、「行内」ということは、通常の文字入力と同様に行の中にワードアートが組み込まれているということです。

したがって、下図のように通常入力した文字と同じ行に組み込まれるというわけです。

ワードアートが行内位置に挿入されたイメージ

今回は、この「位置」を変更してみます。基本的に図形やワードアートが行内に組み込まれるとレイアウトが乱れる場合が多いので、最もポピュラーな「前面」に変更します。同タブより「前面」を選択し「OK」ボタンをクリックしてください。

すると、オブジェクトは文字の前面、つまり空中に浮いたイメージの位置関係になります。したがって、入力した文字の上に重ねることも可能になります。

オブジェクトの位置を「前面」にしたイメージ

例題では、タイトルの位置を前面に指定してもあまり変化は見られませんが、上図のように空中に浮いたイメージの位置関係に設定されたことになります。

では、次に行きたいところですが、もう一つ覚えておかなければならないことがあります。それは、「オブジェクトがどの行に挿入されているのか」ということです。

先ほど「行内」から位置を「前面」に変更したのに、一体どういうことなのかというと、オブジェクトの位置が「行内」であれば問題ありませんが、前面位置に指定したら、オブジェクトはどの行に所属していることになるのかということです。

つまり、いくら空中に浮いているとはいっても、必ずどこかの行に挿入されており、例えば、オブジェクトを「船」だとすると、海底(行)のどこかにイカリを降ろして、船が流されないように固定しているイメージで、どこかの行に所属しているわけです。

下図のように、前面に指定したオブジェクトでも、「改行」するとオブジェクトも一緒に改行されてしまいます。つまり、オブジェクトが行に所属しているということです。

前面に指定したオブジェクトも改行されるイメージ

Wordでは、こうしたオブジェクトの所属位置を指し示す「記号」を表示させることができます。この記号のことを、

アンカー

と言います。アンカーとは文字通り「イカリ」の意味で、

どの行位置にオブジェクトを挿入しているか

を表す記号になります。つまり、アンカー記号を見れば、挿入したオブジェクトがどの行位置に挿入されているのかがわかるわけです。

ただし、アンカーはWord2007では初期設定では表示されない設定になっているので、表示させるように設定しなければなりません。

アンカーを表示するには、Officeボタンより「Wordのオプション」→「表示」より、「アンカー記号」にチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。

「Wordのオプション」画面のイメージ

すると、オブジェクトをクリックした時に、図のような「イカリ」のマークがページの左側に表示されるようになります。

下図(上側)では、上から4行目にアンカーが表示されていますので、タイトルのオブジェクトは4行目に挿入されていることになります。

では、この挿入位置を変更してみましょう。挿入位置を移動するには、このアンカーをマウスでドラッグするだけです。下図(下側)のようにアンカーを一番上の先頭行まで移動します。

「アンカー」記号をマウスでドラッグしているイメージ

これで、オブジェクトは先頭行に所属していることになります。したがって、2行目移行を改行してもオブジェクトが伴って改行されることはありません。

さて、ここで注意点があります。いくらアンカーを移動しても、移動先の行にアンカーが固定されるわけではないので注意が必要です。つまり、オブジェクト自体をマウスで移動させると、それに伴ってアンカーも移動するわけです。

アンカーを任意の位置に文字通り「固定」したい場合は、「書式」タブの「位置」ボタンから「その他のレイアウトオプション」を選択し、「レイアウトの詳細設定」ウィンドウの「配置」タブより、「アンカーを段落に固定する」にチェックを入れます。

「レイアウトの詳細設定」ウィンドウの「配置」タブのイメージ

これで、オブジェクトをページ上のどの位置に移動させてもアンカーは固定されたままになります。

さて、では次に「4/6(土)19時~」と「ジャイアン登場!!」を入力します。フォントは「HGP創英角ポップ体」で、色を「赤」に変更します。

フォントサイズは、「4/6(土)19時~」が「35」、「ジャイアン登場!!」が「60」です。「ジャイアン登場」は「右揃え」にレイアウトし、「!!」は半角で入力します。

次に背景の星の図形を挿入します。図形の挿入は、「挿入」タブの「図形」ボタンをクリックし、「星16」を選択します。

「挿入」タブの「図形」ボタンのイメージ

すると、テキストボックスと同様に、マウスのかたちが「+」に変化しますので、ドラッグして描画します。

図形の描画イメージ

描画した図形は、上図のように入力した文字の「全面」に挿入されます。文字の背後に挿入しなければなりませんが、ひとまず置いておいて、まず装飾を施しましょう。

ワードアートやテキストボックスと同様に、「書式」タブより、「図形の枠線」を「線なし」にし、「図形の塗りつぶし」から「グラデーション」を設定します。

グラデーションは、下図のとおり「色」を「2色」に指定し、「グラデーションの種類」は「中央から」を指定します。

「塗りつぶし効果」ウィンドウのイメージ

次に、オブジェクトを文字の背面に移動します。

背面に移動するには、「位置」で指定するのではなく、「順序」を変更しなければなりません。位置は、通常文字とオブジェクトの関係を定義するのに対し、

順序とは、オブジェクト同士やオブジェクトと文字が重なった場合の「重なり」の順序のこと

です。つまり、複数のオブジェクトが重なった場合、どちらのオブジェクトを前面に出すかといった「順序」を指定するわけです。位置は2次元の定義で、順序は3次元(立体)を定義するというイメージになります。

今回の場合は、入力した「4/6(土)19時~」と「ジャイアン登場!!」の文字の背面にオブジェクトを移動しなければならないということで、順序は、「テキストの背面」を指定します。

順序を指定するには、オブジェクト上で右クリックし、「順序」から任意の順序を指定します。

「順序」の選択イメージ

すると、オブジェクトが文字の背面に移動します。「最背面」と「背面」、「最前面」と「全面」の使い分けは、3つ以上のオブジェクトが重なった場合に使い分けます。

例えば、下図のような3つの図形の表現する場合は、Aの図を「最背面」、Bの図を「背面」、Cの図を「最前面」に指定します。

3つの円が重なっているイメージ

さて、ここまでくれば本項のポイントは全ておさえたことになります。以降の文章は、これまで通り一旦全て入力して、「独唱」以降をルーラーの「左インデント」で調整します。フォントは「HGSコジックM」、フォントサイズは「12」に指定します。

「独唱」から「問合せ」までの「大かっこ」も「挿入」タブの「図形」から「大かっこ」を選択して、マウスでドラッグして描画します。

「挿入」タブの「図形」ボタンを選択したイメージ

最後に、「星」の絵柄のページ罫線を挿入して終了です。

以上で例題は終了です。では下記の練習問題を作成してみてください。これができたら次項へすすみましょう。

練習課題
課題12 文字方向:横書き/印刷の向き:縦
余白:上30、左25、右25、下20 にページ設定
フォント:HG正楷書体-PRO、12(最小)

課題11は、タイトルはワードアートより「スタイル15」を選択し、フォントを「HGS創英角ゴシックUS」に指定し、大きさをマウスで調整します。

そして、ワードアートの色は、「書式」タブの「文字の塗りつぶし」の「テクスチャ」より同色を指定します。

「文字の塗りつぶし」ボタンの「テクスチャ」の一覧イメージ

また、同タブの「影効果」ボタンより、「影の色」を同色に変更します。

「書式」タブの「影効果」ボタンのイメージ

次の「創立250周年祭!」は、ワードアートより「スタイル23」を選択し、フォントを「HGS創英角ポップ体」、文字の輪郭を「線なし」に指定します。また、色を同色に変更し、大きさをマウスで調整します。

次に、図形は「下矢印吹き出し」を選択して描画します。色は、「書式」タブの「テキストボックススタイル」より「枠-アクセント3」を指定します。(Word2003以前のバージョンの場合は、適当な色を指定してください)

「書式タブ」の「テキストボックススタイル」の一覧イメージ

図形の中に文字を入力するには、挿入した図形上で右クリックし、「テキストの編集」を選択すると、図形に文字を入力することができるようになります。

挿入した図形に文字を入力するイメージ

ここで注意事項ですが、Word2007では、「書式」タブの「テキストボックススタイル」より「オートシェイプ書式設定」ウィンドウを表示させ、「テキストボックス」タブより、「垂直方向の配置」を指定することができます。

「オーシェイプの書式設定」ウィンドウの「テキストボックス」タブのイメージ

つまり、左右の中央揃えではなく、縦方向の中央揃えをすることができるわけです。しかし、Word2003以降と互換性のある形式で保存すると、その機能が使えなくなってしまいます。

課題12は、互換性のある「Word97-2000文書」で保存していますので、その機能が使えません。(詳しくは、Wordの起動と終了 を参照してください)したがって、入力した文字が垂直方向で中央になるように図形を調整してレイアウトしています。

学習にあたっては、同タブより「垂直方向の配置」を「中央揃え」に指定しましょう。すると、図形を拡大しても文字が中央にレイアウトされることになります。

さて、ひとつ目の「250年前の握りを再現」の図形が完成したら、それをコピーして複写します。図形をコピーするには、右クリックから「コピー」を選択するか、「ホーム」タブの「コピー」ボタンをクリックします。

「ホーム」タブの「コピー」ボタンのイメージ

これでコンピュータ内の記憶領域(クリップボードという)に図形がコピーされました。これを複製するには、コピーした図形を「貼り付け」します。貼り付けるには、右クリックから「貼り付け」を選択するか、「ホーム」タブの「貼り付け」ボタンをクリックします。

「ホーム」タブの「貼り付け」ボタンのイメージ

貼り付けられた図形の文字を「野菜ジュース飲み放題」に変更して、レイアウトを整えます。

次に、「お一人様1,000円」は図形を「上リボン」を挿入し、色と枠線を変更して、「テキストの編集」で文字を入力します。フォントは「HGS創英角ポップ体」、フォントサイズは「お一人様」が「18」、「1,000円」は「28」に指定します。

最後の住所と電話番号はテキストボックスで作成します。全く同じに作成する必要はありませんので、ポイントを押さえて作成してください。

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更新履歴

2010年1月31日
ページを公開。
2014年5月30日
内容修正。

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参考文献・ウェブサイト

当ページの作成にあたり、以下の文献およびウェブサイトを参考にさせていただきました。

文献
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