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互換性/バージョンとは

なるOS、WindowsとMacであったり、同じWindowsであっても、Widows VistaやXPといった種類の違いによって、今まで利用していたアプリケーションソフトやファイルが、同じように利用できないといった経験はないでしょうか?

また、ソフトウェアやファイルに限らず、デジカメやプリントサーバ等のデバイス(ハードウェア)においても、OSの違い等によっては利用できないことがあります。

こうした例が一番顕著に現れるのは、専らOSの違いによるものです。コンピュータ関連の製品を購入する時には、必ず自分のOSが対応しているかどうかを確認しなければなりません。

一昔前までは、パソコンの製造メーカーの違いによっても、接続するデバイスやソフトウェアが同様に利用できないといったケースがありましたが、現在ではパソコンメーカーの協力やビジネスモデルの変化によって、一方で使えて一方で使えないというケースはほどんどなくなっています。

このように、OS等の環境の違いがあっても、同様に動作する性質のことを、

互換性(ごかんせい)

と言います。互換性は、コンピュータが普及した現代ではとても重要で、ユビキタス社会の実現に向けてさらに重要になってきます。

使用する機器によって情報が扱えないなどということがあっては、情報社会の発展を阻害する大きな障害となってしまいます。現在W3C等の標準化団体によって対応が進められていますが、まだまだ完全ではありません。

通常、互換性について表現するときには、

「互換性がある」または「互換性がない」

という表現をします。つまり、異なる環境で同じように利用できないのであれば「互換性がない」、異なる環境でも同様に利用できるのであれば「互換性がある」となります。

互換性がある具体的なファイル形式は、単純なプレーンテキストファイル「.txt」や、正しい文法で記述されたHTMLファイル「.html」などがあります。(HTMLファイルは使用するブラウザによって解釈が異なる部分もあります。拡張子について詳しくは、主な拡張子 を参照してください)

ハードウェアで言えば、市販のマウスやキーボードなどは、かなり古い製品でなければ利用できるため、ほどんどのパソコンに対して互換性があると言えます。

最近では、無線通信によって家庭の家電製品を細かい設定なしにワンタッチでネットワーク化することができたり、ファストフード店等で誰でも簡単にノートパソコンで無線インターネットが利用できたりします。

こうした細かい設定を必要とせずに、好きな時に好きな情報にアクセスして、好きな機器をネットワーク化することができるサービスが普及しつつあり、機器やソフトウェアの互換性の壁も近い将来なくなることでしょう。

さて、互換性は以下のとおりに分類することができます。

互換性の種類
名称 説明
上位互換 機能や性能が上位のシステムが下位のシステムの規格を扱えること。例えば、旧バージョンのアプリケーションソフトで作成したファイルが新バージョンでも開ける、DVDドライブでCDが読み込める、プレステ2でプレステ1のソフトがプレイできる等。
下位互換 上位互換の逆で、機能や性能が下位のシステムが上位のシステムの規格を扱えることだが、この場合は、上位システムの新機能を制限しなければ実現しないことが多い。通常は、上位のシステムから下位のシステムに置き換えても動作することを示す。例えば、Word2003のファイル形式がWord2000でも使える等。
前方互換 新しいシステム(前方)の規格を、古いシステム(後方)が扱えること。下位互換とほぼ同じ意味だが、製品を性能ではなく新旧の時系列で比較する点が異なる。厳密には、Vista → XPは前方互換で、Professional → Home PremiumといったEdition(Windowsのグレード)の比較が下位互換となる。
後方互換 前方互換の逆で、古いシステム(後方)の規格を、新しいシステム(前方)が扱えること。上位互換とほぼ同じ意味だが、製品を性能ではなく新旧の時系列で比較する点が異なる。

また、OSの他にも、ソフトウェアの定期的な改訂や修正、機能追加等によって生じる「版」の違いによっても互換性が問題になることがあります。この「版」のことを、

バージョン

と言います。たいていのアプリケーションソフトにはバージョンが付けられており、その多くは「ヘルプ」項目の中に「バージョン情報」としてユーザーに提示されています。

Internet Explorerでも「ヘルプ」→「バージョン情報」でバージョンを確認することができます。(ヘルプボタンが表示されていない場合は、バー上で右クリック後、「メニューバー」にチェックを入れると表示されます)

IEのバージョン情報画面

例えば、上記のInternet Explorerのバージョンは「8」ですが、詳細は「8.0600111813IC」となっています。位が高い数字が変更するほど大きな改訂を行ったという場合が通常で、多くの製品は、最上位桁が更新されると新商品として再発売されます。

こうした、アプリケーションソフトのバージョンの違いでも互換性がない場合があります。例えば、Office2007では新しいファイル形式(拡張子)が増えて、従来のOffice2003やそれ以前の製品では、新しい拡張子のファイルを開くことができなくなりました。(詳しくは、Office2007とOffice2003 を参照してください)

この変更によるトラブルは私も報告を受けることが多く、例えば、Power Point2007でスライドを作成して会場にデータを持って行き、会場のPower Pointのバージョンが2003以前であって再生できなかったというのは良く聞きますし、逆もしかりです。

この場合はフリーのビューアソフトをインターネットからダウンロードして再生するしかありません。(Power Pointについて詳しくは、 パワーポイント(Power Point)編 を参照してください)

中でも最も多いのは、メールでOffice2007の形式のファイルを添付して送ってしまい、相手から「開けません」と返信されるケースで、私の職場でも多くの人がこのミスを犯しています。

単純なミスですが、時にはビジネスチャンスを逃したり相手の信頼を損なったりする可能性がないわけではありません。

大切なのは「互換性を意識しておく」ということで、どうしても他の環境で利用できないハードウェア等の場合は別ですが、データファイルを相手に渡す場合や、ファイルを持ち運んで他の環境で利用する場合には、

どのような環境でも利用できる形式、または最低限度の環境であれば利用できる形式

に変換しておくことが大切です。何より、それがマナーであると言えます。

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更新履歴

2009年9月25日
ページを公開。
2009年9月25日
ページをXHTML1.0とCSS2.1で、Web標準化。レイアウト変更。
2014年5月23日
内容修正。

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参考文献・ウェブサイト

当ページの作成にあたり、以下の文献およびウェブサイトを参考にさせていただきました。

下位互換、上位互換、前方互換、後方互換がわからない
http://d.hatena.ne.jp/pasela/20090529/compatibility

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