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日本語入力システム(インプットメソッド)とは

章を作成したり数値計算をしたり画像や動画を加工したりとアプリケーションソフトには様々な種類があり、その種類は無数にあります。

その無数のアプリケーションソフトを利用する上で、ほぼ必ず行わなければならない作業は、「言語」の入力という作業です。

文章作成ソフトのWordであれば当然ですし、計算表ソフトのExcelであっても数字の他に表やグラフのタイトル、ファイルの名前には何かしらの言語を使用するはずです。

そこで重要になるのは、

アプリケーションが異なっても共通して利用できる言語の入力環境

になります。つまり、異なるアプリケーションソフトを利用しても、同じように言語が入力できて、日本語であれば同じように変換されるという言わば当たり前の環境のことです。

例えば、Wordで「富士」と変換されていた文字が、Excelでは「藤」、メーラーでは「不治」とバラバラに変換されたのでは効率が悪く、何より精神衛生上良くありません。

もっとも、パソコンが日本語を扱えるようになった当初の頃は、各アプリケーションソフトごとに日本語入力の機能が搭載されており、そのアプリケーションごとに単語登録をしなければまともな日本語入力ができなかったという歴史があります。

そのため、共通して使える言語入力ソフトの開発がすすめられたわけですが、そもそも、この言語とは日本語などの2バイト文字( デジタルデータの単位 でも少し解説しましたが、詳しくは次項で解説します)の言語に対しての話になります。

なぜなら、アルファベット圏の国では、極端に言えば26文字分のキーボードがあれば良く、変換の必要もないので言語入力ソフトは必要ありません。

これが必要になるのは、日本語や中国語などの千を軽く超える文字を扱う国の言語です。なぜなら、それほどの数のキーをキーボードに作ることなど不可能なため、

複数のキー操作で1文字を入力するなどの仕組みが必要

となるためです。つまり、こうした仕組みが言語入力ソフトの基礎であり、ある特定の言語に限らず広い意味で、文字を入力するための仕組みと環境を提供するソフトウェアのことを、

インプットメソッド

と言います。インプットメソッドとは、日本語を含むすべての2バイト言語を入力するためのソフトウェアの総称になります。

携帯電話にもインプットメソッドは搭載されていますが、この場合は英語であってもキーが足りないため、何らかのインプットメソッドが必要になります。つまり、入力装置の操作と文字を対応させた仕組みをインプットメソッドと言うこともできます。

まとめると、限られたキーしかないキーボードなどの入力装置を上手に使って、漢字などの千種類以上の文字を表示させるための環境を提供するソフトウェアをインプットメソッドと言い、各アプリケーションソフトは、そのインプットメソッドを利用することで、言語入力機能をそれぞれ個別に開発する手間が省かれ、ユーザーは共通した入力環境を享受することができるというわけです。

Windowsでは、Windowsシステム上のインプットメソッドのことを「IME(アイエムイー)」と呼んでいます。IMEは「Input Method Editor」の略で、現在ではWindowsの普及も相まってインプットメソッド全体をIMEと呼ぶこともあります。

そして、インプットメソッドの中でも日本語を入力するための機能を、

日本語入力システム

と言います。つまり、日本語入力システムはインプットメソッドの一部になるということです。

日本語入力システムは、Word編の ローマ字入力の準備と入力の仕方 でも少し解説していますが、有名なものに「Microsoft IME(アイエムイー)」「ATOK(エイトック)」「ことえり」「Japanist」などがあります。この中で、最も普及しているのが「Microsoft IME」です。

「Micrsoft IME」は、先述した「IME」と混同されることもありますが、厳密には日本語入力システムとインプットメソッドの違いがあります。

Windows標準の日本語入力システムには、他社製品のような固有名称がなく「Microsoft IME」が名称となっており、このため日本語入力システムも単に「IME」と呼ばれるようになりました。(Windowsでは、日本語以外にも入力できる言語ごとにその言語の入力システムとして「Microsoft IME」が存在します)

したがって、インプットメソッドを指す「IME」と、日本語入力システムを指す「IME」が混同される結果となり、少しややこしくなっています。

さて、日本語入力システムは、Windowsでは「MS-IME」(Microsoft IMEの略称)が標準搭載されていますが、他の製品を購入して複数の日本語入力システムをインストールすることもできます。

仕事や趣味等の用途に合わせて、例えば「MS-IME」と「ATOK」を切り替えて使うということも可能です。また、仕事が医療関係であれば日本語入力システムに通常では変換されにくい医療用語に変換されるソフトウェアをそれらの日本語入力システムに組み込むといったこともできます。

一方、日本語入力システムはその種類の別以外にも、利用するユーザーの特徴が強く反映されますので、他人のパソコンを借りた時などは、スムーズに変換ができないことがあります。

なぜなら、日本語入力システムは学習機能によって使用頻度の高い単語が優先的に変換され、よく使う特殊な単語は単語登録することができるからです。

単語登録とは、例えば「よろしく」とタイプして変換ボタンを押せば「夜露死苦」が変換リストに上がるように登録しておくことで、その登録データは、インポートおよびエクスポート(他のパソコンで利用するためにデータを変換して取り込む、取り出す)することもできます。

このように、日本語入力システムは様々なアプリケーション上で利用されるため、その性能の良し悪しはユーザーに大きく影響し、漢字等への変換がスムーズにできない場合は、ユーザーには多大なストレスとなります。

さらに、言語には時代の流行や出来事、技術革新によって、新語や略語、名称が誕生してしまうという問題もあります。

例えば「除細動器(じょさいどうき)」や「婚活(こんかつ)」「高相(たかそう)」など、その時点の日本語入力システムでは変換されないものが流行してくると、その都度わざわざ単語登録して行かなければならないといった必要もでてきます。

これからは、Web3.0時代(詳しくは、Web2.0・Web3.0 を参照してください)であり、Webベースでアプリケーションは開発されています。すでにYahoo!やGoogleなどの検索エンジンでは、検索窓に文字を入力して変換ボタンを押す前にはもう、それまでに入力した語句を含む、その時点で最もよく検索されている語句リストが表示されます。

Yahoo!の検索語句リスト

日本語入力システムも今後、上図のようにWebと連携して最新の流行やトレンドをおさえた、より柔軟なシステムになることを期待しています。

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更新履歴

2009年9月30日
ページを公開。
2009年9月30日
ページをXHTML1.0とCSS2.1で、Web標準化。レイアウト変更。
2014年5月23日
内容修正。

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参考文献・ウェブサイト

当ページの作成にあたり、以下の文献およびウェブサイトを参考にさせていただきました。

IME(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/IME

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