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スライドの作成(5) ~ テキストボックスの挿入 ~
プレースホルダーに長文を打つと、各レベルのフォントサイズが自動的に同じ比率で小さくなっていくのを前項で確認しました。
しかし、そうなって欲しくない場合も少なからずあり、例えば、引用文などを参考までに入れたいとか、補足的な文やセリフなど、スライドマスタの書式の枠組みから外して入れ込みたい場合があるものです。
そのような場合には、Word編でも登場しましたが、
テキストボックス
を使います。また、Word編で登場したオートシェイプなどの簡単な図形などのオブジェクトを挿入して、オブジェクトに文字を書き込むこともできます。
テキストボックスやオートシェイプの挿入や使い方は、Wordとほぼ同じですので、詳しくは、Word編の テキストボックスの挿入 または、ワードアートと図形の挿入 を参照してください。
さて、では、PowerPoint編でテキストボックスやオートシェイプの何を説明するのかというと、やはりPowerPoint独自の機能についてです。
ひとまず、テキストボックスを挿入する前に、前項と同様に強調したい項目、ここでは、4ページ目の「明け方」のフォントサイズを拡大し、行頭記号を「ピンク」色に変更します。
そして、その下の空きスペースにテキストボックスを挿入します。
テキストボックスを挿入するには、「挿入」タブの「テキストボックス」より「横書きテキストボックス」か「縦書きテキストボックス」を選択します。ここでは「横書き」を挿入してみます。
Wordと同様にマウスでドラッグしながら枠を挿入します。
ただし、Wordと異なり、横書きの場合であれば、テキストボックスの「高さ」が行数に応じて自動的に調整されます。広い枠を挿入しても、横書きの1行なら1行分の高さに狭まり、逆に行数が増えれば、枠は自動的に広がっていくので、適当な大きさで入力しておけばよいです。(横の幅は固定です)
そして、PowerPointのテキストボックスは、
最初から「線なし」「塗りつぶしなし」の透明な状態で挿入される
ので、Wordのテキストボックスより使い勝手がいいかもしれません。
では、テキストボックスを使って下図のようなスライドを作成してみましょう。
まず、「近所のおじさんの言葉・・・」をテキストボックスを使って入力しましょう。フォントサイズは適度に小さくします。
次に、その下に「わしが95センチを釣ったのは明け方だったな」のセリフを入力します。フォントサイズは適度に大きくします。
テキストボックスの位置(レイアウト)は、マウスでドラッグして調整するか、テキストボックスを選択した状態で矢印キーで調整することができます。このあたりはWordと同じです。
次は、矢印の図形を「オートシェイプ」で挿入します。「挿入」タブの「図形」より、「下矢印」を選択して挿入します。
挿入できたら図形の大きさを調整し、任意で塗りつぶしの色と枠線の色を変更しましょう。
図形などのオブジェクトをクリックして選択状態にすると、「書式」タブが表示され、オブジェクトに対して書式を変更できるようになります。
図形の配色で見栄えよくするコツは、塗りつぶし色を薄くして、枠線を同色の濃い色にすると、目立ちすぎず違和感のない配色になります。
オートシェイプの使い方も基本的にWordと同じです。ですが、ここから少し異なる部分があります。
挿入した矢印図形のオブジェクトをマウスでドラッグし、バランスの良い中央位置に移動させてみましょう。
すると、PowerPointは、
中央位置や端のインデントなどを「点線」を表示して知らせてくれる
のです。
下図のように、中央付近で点線が表示されて、簡単にレイアウトを整えることができるようになっています。
このようにPowerPointでは、タテヨコや中央、右端、左端などを自動的に知らせてくれます。いろいろな方向にオブジェクトをドラッグして試してみてください。
最後に、「実績のある、明け方がねらい目!」を入力し、フォントをゴシック体に変更し、フォントサイズを拡大、フォント色を変更して完成です。
このあたりは、Wordの基礎を習得していれば難なくできると思います。
更新履歴
- 2013年4月25日
- ページを公開。
- 2017年12月16日
- ページをSSL化によりHTTPSに対応。
- 2020年1月24日
- PowerPointのバージョンを2016に変更。
参考文献・ウェブサイト
当ページの作成にあたり、以下の文献およびウェブサイトを参考にさせていただきました。
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