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拡張子とは

ァイルとはどういうもので、どういう種類のファイルがあるのか前章で学習しましが、大きく分けて プログラムファイルデータファイル に分けることができました。

また別の切り口として、すべてのファイルは0と1の2進数からできている バイナリファイル ですが、どんな環境でも同様に扱える文字情報だけの テキストファイル と区別しています。

ファイルの種類として最も大きく分類するとこのようになりますが、当然さらに細かく分類することができます。アプリケーションソフトの種類が無数にあるように、アプリケーションソフトを使って作成したファイルの種類も細かく分けると無数にあるのです。

例えば、Wordで作成したファイルと、Excelで作成したファイルは当然異なりますし、画像ファイルや音声ファイル、動画ファイルなど様々な種類があります。

では、ファイルを管理しているOSは、無数にあるこれらのファイルの種類をどうやって区別しているのでしょうか?

つまり、そのファイルは「Wordで作成した文書ファイルだ」とか、「Excelで作成した売上グラフだ」といった判別をどのようにして行っているのでしょうか? ファイルの中身はどんなファイルであってもバイナリデータ、つまりただの2進数に変わりありません。

もっとも、Wordの文書ファイルであれば、「Wordで作って保存したんだからWordのファイルなのは当然」と思われるかもしれませんが、Windowsはそこまで記憶していません。何かしらの情報をもとに判断しています。

つまり、すべてのファイルにはその種類を示す識別情報が付加されているということですが、このファイルの識別情報のことを、

拡張子(かくちょうし)

といいます。拡張子とは、単純な仕組みの(単純という表現は語弊があるかもしれませんが)ファイルの識別情報を表す文字列で、

ファイル名のピリオドの後ろに付いている3~4文字の文字列

のことです。拡張子はファイルの種類によって決められています。例えば、Wordで作成したファイルなら「.doc」、Excelで作成したファイルなら「.xls」が拡張子になります。(拡張子の種類や個別の詳しい解説は後述します)

拡張子のイメージ図

Office2007では、WordもExcelも拡張子が変更していますが、それについては後述します。また、Windowsでは拡張子によってファイルの種類を判別していますが、Mac OSは拡張子によってファイルを区別していません。つまり、ファイルを管理するOSによって違いがあります。

このようにWindowsは、

拡張子によって、それがどういうファイルで、どういうアプリケーションソフトで開いたらよいのかを判断している

のです。つまりこの3文字程度のただの文字列によってファイルの種類が識別されているのです。したがって、拡張子を変更したり削除したりすると、Windowsはファイルを識別できなくなり、開くことができなくなってしまいます。

このため、Windowsの初期設定では、拡張子を表示しない 設定になっています。Windows Vistaでは、ファイル名を変更する場合、拡張子の部分までカーソルが行かないようになりました。

ファイル名を変更するとき、この拡張子の部分まで変更しようとすると「警告メッセージ」が表示されます。

拡張子を変更したときに表示される警告

脱初心者の第一歩は、拡張子を表示すること

だと思います。拡張子をパソコンに表示させ、どのファイルにどの拡張子が付いているのかを知ることで、ファイルの種類を理解することができます。拡張子を表示するには、

Windows Vista:
「スタート」ボタン →「コントロールパネル」→「デスクトップのカスタマイズ」→「フォルダオプション」→「表示」タブ → 「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す

WindowsXP:
「スタート」ボタン →「コントロールパネル」→「フォルダオプション」→「表示」タブ →「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す

で拡張子を表示させることができます。

拡張子が表示されたら少し実験をしてみましょう。拡張子を変更したり削除したりすると、Windowsはファイルを識別できなくなり、開くことができなくなると解説しました。

Wordファイルの拡張子である「.doc」の「c」を削除してみます。

拡張子を削除したときのアイコンの変化の様子

拡張子を変更または削除すると、Windowsはファイルを認識できなくなり、このようにアイコンも真っ白なもの(Windows Vistaの場合)に変化します。Windowsがこのファイルを識別できなくなった証拠です。

そして、この変化したアイコンをダブルクリックしてファイルを開こうとしても、下のエラーメッセージが表示され、ファイルを開くことはできません。

拡張子を変更したファイルを開くことができないエラーメッセージ

このように、Windowsではファイルの種類は拡張子という文字列によってのみ判断されているということが理解できると思います。

したがって、開けなくなったファイルは、拡張子を正しく修正するとアイコンも元通りになり開くことができます。

今度は、拡張子を他の実際に存在する拡張子に変更してみます。Wordファイルの拡張子「.doc」をExcelファイルの拡張子「.xls」に変更します。

拡張子を変更したときのアイコンの変化の様子

すると、WordのアイコンがExcelのアイコンに変化します。このことからもWindowsは、ファイルの中身ではなく拡張子によってファイルを識別している ということが理解できます。

ただ、このことは別の重要な事実を示唆しています。それは、

拡張子を変更してもファイルの中身は変化しない

ということです。Windowsはファイルの中身をみてそのファイルの種類を識別しているわけではないのですから、拡張子を変更したところで中身には何ら影響はありません。

上図の拡張子を変更してExcelのアイコンに変化したWordファイルをダブルクリックして開こうとすると、下のようなエラーメッセージが表示されます。

拡張子とファイルの中身が一致しないときのエラーメッセージ

このように、「ファイル形式が正しくありません」と表示され、Excelが開くどころかファイル自体を開くことができません。つまり、

拡張子は単なる識別情報にすぎないので、ファイルの中身に影響をあたえるものではない

ということになります。したがって、拡張子というのは重要な文字列ではありますが、ファイルの中身を表しているだけのものにすぎません。大切なのはやはりファイルの中身の方です。上のエラーメッセージにもありますが、このファイルの中身のことを、

ファイル形式(ファイルフォーマット)

といいます。拡張子はこのファイル形式を表現している文字列にすぎないのです。したがって、上図の「ワード.do」のように拡張子を変更してファイルを開けなくなっても、Wordで無理やり開けば問題なく動作します。

拡張子を表示させることが脱初心者の第一歩といいましたが、

大切なのは拡張子ではなく、拡張子を見てファイル形式を判断すること

です。もうおわかりのように拡張子は無数に存在します。主な拡張子を覚えておけば、拡張子を見ただけで、文書ファイルなのか、画像ファイルなのか、動画ファイルなのか、といったファイル形式を判断できるようになります。

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更新履歴

2008年7月25日
ページを公開。
2009年3月29日
ページをXHTML1.0とCSS2.1で、Web標準化。レイアウト変更。
2014年5月19日
内容修正。

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参考文献・ウェブサイト

当ページの作成にあたり、以下の文献およびウェブサイトを参考にさせていただきました。

文献
ウィンドウズのファイル操作術-パソコンがわかる!使える!参考文献

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