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プログラムとソフトウェアのまとめ
ソフトウェアとは、細かい命令の集合体であるプログラムがさらに集まってできたプログラムの集合体で、ソフトウェアはその役割や種類に応じて、OSやアプリケーションソフトなどに分類されると学習しました。
それらの詳しい解説は後述しますが、前項の例にならい、ソフトウェアを「スポーツ」として、プログラムとソフトウェアの関係をもう一度おさらいしておきましょう。
あるソフトウェア(アプリケーションソフト)を「野球」とします。
プログラムの集合体がソフトウェアであるので、「ピッチャー」や「キャッチャー」といったそれぞれのポジションが「プログラム」ということができます。
プログラムも詳細な命令の集合体であるので、ひとつの「ピッチャー」というプログラムも、いくつもの詳細な命令から構成されていることになります。
ピッチャーですから、当然「投げる」という命令が必要です。ただし、投げるにしても「直球」や「変化球」といった種類がありますし、力の入れ具合もあるでしょう。
さらにいうと、コンピュータは何から何まで全部指示してやらないと動く事ができないのですから、
「筋肉の動き」や「神経の伝達」といった非常に細かいレベルの命令も必要となる
わけです。これらのことをすべてプログラミングしないとソフトウェアは正常に動作しません。
このようにソフトウェアというのは、とてつもない数の命令の集合体です。ここまでリアルな「野球」というアプリケーションソフトが存在するとしたら、どれほどの命令が必要なのか想像できるでしょうか。
そして、こうしたソフトウェアが集まって、それらを利用できるプラットフォームがパソコンなのです。なんだかすごいものを扱っているんだなという気持ちになりませんか?
また、スマートフォンはもやはパソコンを凌ぐプラットフォームになりましたが、スマートフォンもソフトウェアである様々な「アプリ」を取り込んで使うことができています。
つまり、様々な便利なソフトウェアを扱えるプラットフォームであり、かつ容易な操作(感覚的な操作)で扱えるからこそ、パソコンやスマートフォンがここまで普及したと言えます。
では、これらソフトウェアの分類について学習しておきましょう。前項でも触れましたが、ソフトウェアは役割によって、
OS、アプリケーションソフト、デバイスドライバ、ミドルウェア、ファームウェア
に分類されます。
現段階では、これら個別のソフトウェアについて詳しく理解する必要はありませんので、名称を覚えるくらいでよいと思います。
ソフトウェアの種類 | 役割 |
---|---|
OS(オーエス) | パソコンが動作するうえで、必要不可欠な、共通で基本的な機能を提供するためのソフトウェア。代表的なOSがWindowsです。 OS(オーエス) で詳しく学習します。 |
アプリケーションソフト | 特定の目的のために設計・開発されたソフトウェア。OSの環境下で動作します。 |
ミドルウェア | アプリケーションソフトとOSの中間的な役割をもつソフトウェア。アプリケーションに特化した機能を提供します。 |
デバイスドライバ | プリンタやスキャナなどパソコンに接続される周辺機器を制御するためのソフトウェア。OSの環境下で動作します。 デバイスドライバ で詳しく学習します。 |
ファームウェア | パソコンに接続する周辺機器の内部で、その機器自身の制御のために動作するソフトウェア。パソコンにもファームフェアは存在し、BIOS(バイオス)と呼ばれます。電源を入れるとOSよりも先に起動してパソコンを制御します。(BIOSについては、初期化/リカバリとは で学習します) |
さて、パソコン初心者の入門本などでよく使われている言葉があります。
パソコンはソフトウェアの存在なしでは、ただの箱
という言葉です。
パソコンはただのプラットフォームに過ぎません。プラットフォームに電車が来なかったら何の意味もないのです。多くの電車が乗り入れ、多様な利便性があるからこそ「駅」となるのです。
先ほどスマートフォンを例に出しましたが、スマートフォンは電話やメールが基本機能として使えますが、アプリを入れなければただの電話です。
パソコンもスマホも、
様々なアプリケーションソフトを一台で利用できる
からこそ便利なのです。
ソフトウェアがなければただの箱や電話ですが、便利なアプリケーションソフトをいくつも使い分けることができ、追加したり更新することもできる素晴らしいプラットフォームなのです。
また、そのアプリケーションソフトを使いこなすために、OSやデバイスドライバ、その他にミドルウェア、ファームウェアといったソフトウェアがその環境を作り上げているのです。
ちなみに、スマートフォンにもOSやファームウェアが組み込まれています。
更新履歴
- 2008年7月9日
- ページを公開。
- 2009年3月8日
- ページをXHTML1.0とCSS2.1で、Web標準化。レイアウト変更。
- 2018年1月23日
- ページをSSL化によりHTTPSに対応。
- 2022年1月9日
- 内容修正。
参考文献・ウェブサイト
当ページの作成にあたり、以下の文献およびウェブサイトを参考にさせていただきました。
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