基礎からわかる!パソコン入門・再入門 / Word・Excel・PowerPoint・Outlook

ソフトウェアの種類

  • 著者:YAMANJO
  • 公開日:2008年7月9日
  • 最終更新日:2024年10月25日

命令の集合体がプログラムとなり、プログラムと関連するデータの集合体がソフトウェアになります。こうしてまとめられたソフトウェアには、どのような種類があるのか理解していきましょう。

ソフトがなければ、ただの箱

プログラムとソフトウェアの違いについて前項で学習しました。

コンピュータの最小の処理単位である「命令」の集合体が「プログラム」であり、プログラムとそれに関連するデータの集合体が「ソフトウェア」でした。

そして、ソフトウェアはパソコンをはじめとする様々なプラットフォームで利用することができます。

ソフトウェアという形にまとまったデータも、戻をたどると2進数です。2種類の数字だけでWordやExcelというソフトウェアが成り立ち、動いているという事実は信じられないかもしれません。

それが膨大な数の2進数であることは想像に難くありませんが、コンピュータが2進数を計算することによって、ソフトウェアの機能をユーザーに提供しています。

ひと昔前「コンピュータ ソフト無ければ ただの箱」という言葉が流行りました。

文字どおり、ソフトウェアが無ければ、パソコンもただの箱と同じという意味です。いかに超高速で計算できたり、データを保存する能力があるとしても、あらゆることを命令してやらなければ動きません。

その命令はプログラムであり、ソフトウェアが担っているのです。

この言葉が流行った2000年代初頭は、爆発的にパソコンが普及し始めました。しかし、パソコンを手にしても操作方法やソフトウェアの使い方がわからず、そもそも何のためにパソコンを使うのかわからないという本末転倒な人が大勢いました。

つまり、パソコンを持っているだけでは意味がないという皮肉も含まれた言葉ですが、パソコンの性能を引き出すためには、ソフトウェアが不可欠であるということを伝えかたっかのです。

パソコンでは、WordやExcelをはじめ、様々なソフトウェアを利用することができます。しかも、同時に複数のソフトウェアを操作することも可能です。逆に言えば、ソフトウェアを利用するためのツールの代表格がパソコンであると言えます。

現代では、スマートフォンがパソコンを凌ぐプラットフォームになりました。前項の終わりに少し触れましたが、もはや「アプリ」という言葉を知らない方はいないでしょう。

アプリは、モバイル端末向けに設計されたアプリケーションソフトウェアの略称です。したがって、ソフトウェアに他なりません。スマートフォンは電話機能を有していますが、ソフトウェアが無ければ、ただの電話です。

厳密に言えば、電話ですらなくなります。なぜなら、スマートフォンを制御しているのもソフトウェアだからです。

パソコンも同様に、パソコンそのものを制御するソフトウェアによって動いています。すなわち、パソコンもスマートフォンも、ソフトウェアが無ければただの箱やおもちゃになってしまいます。

ソフトウェアの種類

では、こうしたソフトウェアにはどのような種類があるのかを知っておきましょう。ソフトウェアはその役割りや目的によって分類することができます。

前項でも触れましたが、

OS、アプリケーションソフトウェア、デバイスドライバ、ミドルウェア、ファームウェア

に分類されています。

現時点でこれらのソフトウェアについて詳しく理解する必要はありませんので、ざっくりとイメージをつかんでおきましょう。

ソフトウェアの分類表
ソフトウェアの種類 役割
OS(オーエス) 基本ソフトウェアとも呼ばれる、パソコンが動作するうえで必要不可欠な基本機能を提供するためのソフトウェア。OSがなければパソコンは動きません。
代表的なOSがWindowsです。スマートフォンではiOS、Androidなどがあります。
OS(オーエス) で詳しく学習します。
アプリケーション
ソフトウェア
応用ソフトウェアとも呼ばれる、特定の目的のために開発されたソフトウェア。OSの環境下で動作します。
WordやExcelなどが該当し、パソコンやスマートフォンにインストールして利用します。
アプリケーションソフトウェアを略して、アプリケーションソフト、アプリケーション、アプリなどと呼ばれますが、モバイルデバイス向けをアプリ、パソコン向けをデスクトップアプリと区別する場合もあります。以後は「アプリケーションソフト」に統一します。
ミドルウェア OSとアプリケーションの中間的な役割をもつソフトウェア。アプリケーションソフトはOSの環境下に入るため、両者の間に入って様々な仲介をするソフトウェアです。
例えば、通信環境やデータベースなど、他のアプリケーションからも利用できる機能を別に用意することで、それぞれが独自の仕組みでOSとやり取りする手間を省き、効率化することができます。
したがって、実際にはミドルウェアがなくてもアプリケーションは動作しますが、通信や機能の連携に必要な処理をすべてアプリケーションソフトが自前で用意する必要があり、ミドルウェアの導入によって動作がスムーズで効率的になります。
個人や家庭での利用は一般的でなく、企業などのネットワーク環境下で利用されます。
デバイスドライバ プリンタやスキャナ、デジカメなど、パソコンに接続される周辺機器をパソコン側から制御するためのソフトウェア。OSの環境下で動作します。
デバイスドライバ で詳しく学習します。
ファームウェア パソコンに接続する周辺機器の内部で、その機器自身の制御のために動作するソフトウェア。例えば、Wi-Fiルータなどの機器にインストールされているソフトウェアです。
パソコンにもファームフェアは存在し、BIOS(バイオス)やその後継規格であるUEFI(ユーイーエフアイ)と呼ばれています。電源を入れるとOSよりも先に起動してパソコンを制御します。
ファームウェアについては、OSとは で学習します。

これらのソフトウェアによって、パソコンやスマートフォンはその性能を発揮します。

ソフトウェアが無ければ、ただの箱やおもちゃになってしまいますが、便利なアプリケーションソフトウェアをいくつも使い分けることができ、追加したり更新することもできる素晴らしいプラットフォームです。

また、そのアプリケーションソフトを使いこなすために、OSやデバイスドライバ、ミドルウェア、ファームウェアといったソフトウェアが環境を作り上げているのです。

更新履歴

2008年7月9日
ページを公開。
2009年3月8日
ページをXHTML1.0とCSS2.1で、Web標準化。レイアウト変更。
2018年1月23日
ページをSSL化によりHTTPSに対応。
2024年10月25日
内容修正。

著者プロフィール

YAMANJO(やまんじょ)

経歴
岡山県出身、1980年生まれ(申年)の♂です。現在、総合病院で電子カルテなどの情報システム担当SEとして勤務。医療情報学が専門ですが、ネットワーク保守からプリンタの紙詰まり、救急車の運転手までこなしています。
医療情報技師、日本DMAT隊員。ITパスポート、シスアドなど、資格もろもろ。
趣味は近所の大衆居酒屋で飲むこと、作曲(ボカロP)、ダイビング。
関連リンク
詳細なプロフィールはこちら
作成したボカロ曲などはYoutubeへ
X(Twitter)
著者YAMANJOのイメージ画像